誰が創ったか知らないけど、ビデオ屋にあったんで借りてきた。
あ、最新のやつ。
前から、何でか気にはなっていた。
見た感じを言うとオペラ映画。
セリフ歌ってるんだもん。別に歌わなくたっていいじゃん。
 
ニコールキッドマンがやってたムーランルージュもかなり歌ってたなって思った。
あれは、なんとなく歌ってた方が良かった。
不思議だな。
 
こき下ろしてる様だけど、良かったと思った。
 
オペラ座の怪人=ファントムの生い立ちから来る狂気。正しくは環境から一般常識で生きていない彼の常識。
それが一般常識みたいなものとぶつかる精神的な衝撃で2時間繋いでいくんだもの。豪華な舞台セットで飽きさせないんだけど、見事。
 
ただ、たぶん監督が撮りたかったのは、愛こそすべて。だと思う。一人で生きていくのって痛いってのを描いてる。
サイトゥーンはここに参った。
 
当たり前の事を言うと、それは人間に限った事じゃない。
猿だって、虎だって惚れた相手の為に戦ったり傷ついたりする。動物のDNAだもん。
感情とかでなく、そういう風に生き物は出来てるから。
 
細かい詰めは甘いけど、良い映画じゃないかな。
惚れた女の為に、いざとなったら死ねる男でありたいと改めて思った。