2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧
アラビアパンに片手で起用にタジンすくって食べる。 テーブルでなく、地べたにプロパンガス直結コンロで鍋。 みんなで鍋を囲んで食べて踊って話した。 みんなタバコを吸って、酒は飲まずに。 ちょっと疲れが蓄積してのか、少しだけ煙にクラクラした。 前に日…
いくら誘われたって、手ぶらじゃ行けない。 運良く持ってきた、ほとんど使っていないジバンシーのボディソープをお嫁さんに、アブドラにはわからなかったので市場で葡萄を買って向かった。 午後7時に約束たんだけど、買い物で10分遅れて門に着いた。アブドラ…
頭がショートしそうなくらい回って、真っ白になった。 やらせの写真が撮りたいわけじゃない、報道じゃないし。 でもアブドラにそれを説明できる語学力はない。 アブドラは悪気がまったくない。写真と撮らせてくれようとしてるだけだし。 まあ、シャッター押…
旅慣れたとかってこともあるだろうけど、事前にガイドブックで仕入れた情報を、確認するような旅はしなくなった。 現実的には短期のヨーロッパならそうしないと回れない場合も多いけど。 でもここはモロッコ。もしかしたら人と出会うことが一番の観光かもし…
ふっと、子供の頃に家族で金毘羅さんに旅行した事を思い出した。 駅に着くと、ハッピを来たおじさんが、ウチの宿に泊まりませんかって話しかけてきた。 お客はそれを頼って、宿を取って、名所を聞いて、旅を楽しんだり出来た。 たぶん、お客が困れば、助ける…
つきあってみようとおもった。若干の用心はしたけど。 たぶん、丸裸にはされないだろう。 1階の3畳くらいの部屋に案内される。 彼の部屋みたい。14インチくらいのテレビがあって、シングルベッドがあって、そこそこ綺麗に整っていた。 ここもモロッコ様式っ…
屋上を見たいか? 見たいみたい、 じゃ行こう。 彼は屋上に連れて行く。 ちょっとだけ考える。何かあっても逃げられないだろうな、って。 屋上に行って驚いた。 パラボラアンテナだらけ。テレビのアンテナだった。 階段を上って2階に女の人が笑顔でいた。 彼…
なんとなく小路から建物の中が見えた。 ちょっと覗き込む。 後ろから声が聞こえた。 「何やってるんだ〜」なんて感じの声。 振り向く。180センチくらいの坊主頭の男がいた。 うん?写真撮ってる。綺麗なトコだねって英語で言った。 ここどこ? カスバだよ、…
ここがどこなのか、どこで迷ったか分からない。 ちょっと緩くなった日差しが白い壁に反射して、柔らかい光が回る。 なんか居心地が良い。 小学生のような子供たちが、鬼ごっこのように脇をすり抜ける。 その子達の楽しそうな目は、ここしばらく見たことはな…
旧市街の門の手前。小さな市が開かれていた。 安いTシャツとか売ってる、日本でもある感じの市。 そこで声をかけられた。 広場の端、メディナの門の直前。 彼は、英語交じりで声をかけてきた。 はじめは旅行かとか、モロッコは楽しいかとか。 まあ、売り込み…
ジュラバもお土産頼まれてた。 時値段を聞きながら、通りを歩いた。 100〜200DH。 半値くらいで聞き返してみる。 無理だよという手振りで話が終わる。 話が終わるって事は儲からないから。 たぶん、だけどガイドブックに書かれているような、観光客には10倍…
市場から一本はずれた道を歩いている。 いつものように家の壁に挟まれた道。 壁は淡いクリーム色。 スペインの白い壁の街の元はアフリカのイスラム移民から始まっているんじゃなかったかな… 最大都市のカサブランカはcasa blanca。つまり白い家って意味だ。 …
この活気を撮りたいと思って、何枚かシャッターを切った。 おばさん達が「私達は撮らないでよ」って言ってる、たぶん。 りょうかい、って手で挨拶してフレームに入らないように、遠めの風景を撮った、やっぱ市場を。 今度は、その先の屋台のお兄さんに注意さ…
市場に入った。 そう奥まではない。城壁の内部は若干涼しいのもあるんだろうか、肉屋が多い。 羊の頭があったり、いろんな肉がつるされている。 かなり小奇麗になっている。 建物は古いけど、観光客にはエキゾチックでいい感じ。 左に折れて、壁を抜けた。 …
通りを進む。 雑貨のエリアを抜けると、宝飾品街に出た。 金がショーウィンドに並びまくっている。近づいて見る。なんとなくデザインがこれ!というのが無い。 ジュエリーのデザインはあんまり好みじゃない。デザインはやっぱりイタリアが好き。 細い道があ…
歩いていくと、活気のある商店街に当たった。 ジェディド通り。宝飾品店を中心にしたイスラエルタウンって書いてあった。 王宮側は端なのか、定食屋とか生地屋が並んでいた。 ちょっと旨そうな定食屋に入る。 とりあえず玄関でガラスショーケースの中を指差…
1500円しかなくて、京都から東京に移動しなけりゃならない状況に近い。 はっきり言ってカサまでの電車賃にギリギリ。 まあ、なんとかなるというか、なんとかするしかないけど…。 財布を見る。ドルとユーロがあった。円は確か両替できない。 銀行の窓口で両替…
プチタクシーで新市街へ。 ロイヤル・エア・モロッコの事務所に行った。 10分くらい待って、カウンターに呼ばれた。 カサ行きの早朝便の空きを聞く。 あるって。カードで支払おうとした。 カウンターの奥でお姉さんが何回かカードを入れる。 動かないらしい…
昨日別れた、男二人組みの泊まったホテルに聞いてみることにした。 チェックアウトして、そのホテルに行く。 部屋は空いている。 シングルを二つ頼んだ。 クレジットカードで払うといった。 レセプションの人がカードを通した。うまく動かない。 調子が悪い…
おじいさんがバケツを持って歩いていた。 お母さんが、野菜を持って歩いている。 ロバが荷物を山積みにして、引かれていく。 路地で、ケーキを売っているおじさんがいた。 地元のおばさんが、買っている。 覗いてみた。 綺麗なチョコケーキ。 一個もらえるか…
実質上、モロッコの最終日がやってきた。 目を覚まして、廊下の先のベランダへ。 まだフェズでも人はそんなに出ていない。 たぶん日本の感覚では、6時半くらい。 ベランダから風景を眺めていた。 この時間が結局、本当の生活が見える気がする。 昨日からどう…
大丈夫なのかな、変なところに連れて行かれないかな… ちょっとだけ思う。 たぶんメディナの城壁沿いに着いた。 夜空が見える。 って事はメディナの端に来ているって事。 ま、宿があるブー・ジュルード門だって端には端だけど、ちょっとだけ緊張モードが高く…
マラケッシュより街が凝縮していて、かなり明るい。 とりあえず、地図を出して、どこにいるかを予測する。 まったく分からない。 仕方ないんで、店を物色しようとした。 見たこともない食べ物やさんが並んでいる。 エスカルゴの砂糖漬けみたいなのが、山盛り…
カード使える? 大丈夫。 出店の親父は、楽器屋に連れて行く。 アラビア語かな?楽器屋の親父と話をはじめた。 べれベレって感じの会話をしている。 どうも、CD屋はカードが使えないから、代わりに決済してくれって感じ。 楽器屋は、金額が安すぎてカードは…
夕飯を食べに行く。 行き当たりばったりで地元の定食屋へ。 店の前に大皿のショーケースがあって、そこから頼んで、火を通してもらって皿で食べる。 オリーブオイルが多めだけど、悪くないと思った。 店はあんまり綺麗じゃないけど、モロッコじゃ普通。 気に…
宿を探す。ガイドを見ながら。 とりあえず一番近いところを聞く。 空いてない。 隣に安宿があった。 空いてるって。 どこでもいいって気分でそこにした。 50DH、500円くらい。 ベッドがあるだけの部屋。 廊下との仕切りは、薄いドアひとつ。鍵はとりあえずあ…
荷物を片付けて、またランドローバーの屋根に載せる。 今日は一気にフェズまで向かう。 ガイドはイッショがそのまま運転。 ふっと思い出す。 Hotel Cafe Dune Doleを見たいって。 後から関係ないって聞いたんだけど、映画「星の王子様」の飛行機が玄関にある…
jijiはこの先のオアシスに向かうって事で、別れた。 いつも同じ言葉だけど、気をつけて&元気でって別れた。 ラクダは砂丘を下る。 メルズーガの丘をゆっくりと下る。 今、何時だろう…よくわからない。 妖艶な曲線が現れては消えていく。 夢を見ているのかと…
エリックが歌っていた。 wonderful tonightって。 愛してる女と行くパーティの夜の歌。 単純なシーンの描写。 着飾った彼女が、服とかメイクとか大丈夫って聞く。 誰にでもあることだと思う。 惚れ込んだ男は、You look wonderful tonightって答える。 自信…