モロッコと日本の観光客の迎える意識の違い

saitoon2006-06-25

つきあってみようとおもった。若干の用心はしたけど。
たぶん、丸裸にはされないだろう。
1階の3畳くらいの部屋に案内される。
彼の部屋みたい。14インチくらいのテレビがあって、シングルベッドがあって、そこそこ綺麗に整っていた。
ここもモロッコ様式ってのか、窓はない。インテリアはなんとなくアフリカっぽい。
入り口は開けっ放し。ドアはあったか覚えていない。
 
アブドラって自分の名前を名乗って、ミントティを出してくれた。それもミントがグラスいっぱい入っているやつ。
ロッコの人で異邦人と仲良くなりたいって考えている人は少なくないんじゃないかな。
日本での日本人も結構そうだったするしね。
そのうち、門で会った、「君と会ったことがある」彼が訪ねてきた。
あれ〜って感じで挨拶した。ハミッドと名乗った。
彼のおぼつかない英語を介しながら僕たちは話をしていた。
 
感覚の違いとか風土の違いとかを実感した話があった。
いつの間にか日本に来たことのあるって絨毯商人のおじさんも仲間に加わっていた。同じ建物に住んでいるみたいだった。
彼は成田空港や上野駅に着いた時の話をアブドラに伝えた。
俺らが駅に降りても、日本じゃ誰も声をかけてこないのか?って聞かれた。
そうだね、まず声をかけてこないね、って答えた。
驚いた表情。
 
じゃ、俺たちが日本に行った時どうすればいいんだ!って困ったように、憤ったように言われた。