フェズ、やはりバーとかは無い

宿を探す。ガイドを見ながら。
とりあえず一番近いところを聞く。
空いてない。
隣に安宿があった。
空いてるって。
どこでもいいって気分でそこにした。
50DH、500円くらい。
ベッドがあるだけの部屋。
廊下との仕切りは、薄いドアひとつ。鍵はとりあえずあるって感じ。
安宿だからどうでもいいんだけど、ちょっと心配。
　
とりあえずトイレに行く。
びっくりした。半畳くらいの四角い部屋になっていて、水浸し状態。床の真ん中に穴が開いていて、水はそこに集まるようになっている。離れ小島みたいに足場がある。そしてバケツに水が溜まっていた。
要するに出来るだけ真ん中で出して、漏れたのは流せ式。
当然清潔ではない。
ちょっと、引っ込んだけど、そうもいってられないので何とかこなす。
　
次にシャワー。隣だった。
まあ、プールとかのシャワールームみたいな感じ。トイレに比べれば、こっちは問題なかった。
　
メルズーガで一緒だったメンバーはバラバラになった。カップルの二人はちょっと良いホテルを予約していて、そこへ。
男二人組は、ツアー会社に取っておいてもらった普通のホテルへ。
残りのサイトゥ−ンたち二人は成り行きで安宿を取った。
一人になっても良かったんだけど、まあそれはそれでよい、面倒なのと大して理由なんてない。