自由と凛

古代ローマでは歳をとって動けなくなったら死ぬ自由があったらしい。
体が動かなくなったら、人を呼んで薬を煽って別れの宴をやったりしたらしい。
基本的に寝たきりで生きている事が無様な事と思われていた。
 
自殺を美化するつもりなんて更々ないけど、死ぬ自由は、自由の中でも重要な事のひとつだと思える。
命をかけてまで、決断する何かは尊厳として重要に決まっている。
例えば戦争に志願するのだって、実際には無駄に近いと思うんだけど、誰かを守ろうとする志は尊い。 
 
そういうのを凛というんだと思っている。
 
やたらと思わせぶりな、男を舐めた女の為に命がけで決闘する姿は、尊くはないけれどたぶん美しい。
片方は死ぬか、腕の一本くらい動かなくなる訳だけど…。
でもオスの本能だから仕方ないと思う。
 
そういう血生臭い試合が女の子は好き。
別に卑下しているんじゃなくてメスの本能だろうな。
 
そういう時にあんまり負けない奴って、あんまり紳士でない。
平然と後ろからも刺すし、手段はあまり選ばないから、だいたい勝つ。
本当に強い王様って、整然と騎士を揃えるだけじゃなくて、ならず者的なところも側近にしている。
家康と柳生みたいにね。
 
世界的に見たって初代の王様って、とりあえず勝ったならず者だっだりする訳だけどね。
それで良いんじゃないかな。