ニーチェの言葉であるのだ4

反対する人の心理
 提示されたある案に対して反対するとき、よく考え抜いたうえで確固とした根拠があって反対する人はごく少ない。
 多くの人は、その案や意見が述べられたときの調子とか言い方、言った人の性格や雰囲気に対して反発の気分があるから、反対するのだ。
 このことがわかれば、多くの人を味方にできる方法が何かおのずと知れてくる。
 表現の方法、説得の仕方、物言いの工夫という技術的なものも確かにあるだろうけれども、それらの上には、技術では及ばないもの、つまり意見を述べる人の性格や容姿、人柄、生活態度などがあるということだ。