NHKのドキュメントの偏見

最近のNHKの二つの番組を見て、相変わらずだなって思った事。
 
まず、NHKスペシャル
必ずヒーローになってやる〜サッカー日本代表 李忠成
在日、韓国国籍で育った李が、日本国籍を取得した苦悩と、サクセスストーリーって事になっている。
 
まず、在日韓国人として生まれたことが苦悩だという前提だということが嫌。
完全に日本人的な感覚で、可哀想だという表現にまでなっているからね。
 
NHKってさ、このパターンのネガティブ表現が多いんだけど、日本人の元気をスポイルするのがNHKなのかなって思う。
 
そして、NHKの看板番組の一つ、プロフェッショナル仕事の流儀
プロフェッショナル仕事の流儀【水戸岡鋭治鉄道列車デザイナー】
現在鉄道デザイナーとして花形だが、以前は不動産の広告デザインなどをしていた不遇な時代があったと言ってた。
不動産のデザインは不遇なのか…そんなことはないでしょうよ。

無理矢理今を華々しく見せるために、過去を悲惨に描くのは安っぽいね。
まあNHKは演歌系の作りになっちゃうのは仕方ないと思うけど。
 
両方ともNHKの体質が見えて面白いと思った。
かなり狭い見方の日本人的な偏見を感じるんだよね。
 
プロデューサークラスが現場に行っていないか、ずれているのかなあ。