ワルザザードの夜

saitoon2006-05-04

ホテルに到着。名前は覚えていない。
小さなプールがあって、静か。
リゾートホテルな感じ。空が濃い蒼を残している。
乾いた空気と穏やかな気温が遠くへ来たなって思わせる。
 
夕食を食べに、ホテルを出る。
時間は8時くらい。
周囲にレストランは、ほとんどない。
雑貨屋なのか、よくわからない店はあったけど。
 
結局、ホテルの対面にあった、あまり旨くなさそうな店に入る。
何を頼んだのかも覚えていないけど、4種類くらいしかメニューがなくて、そのうち2種類が品切れだったと思う。
飲み物は、コーヒーかコーラか水。
食事は旨いに越したことはないけれど、栄養になれば何でもいい気分だった…たぶん。
 
その後、同乗の3人と酒を探しに行く。バーでも探そうって感じで。
周囲をうろうろして、その旨くない店の隣がホテルになっていいるのに気がついた。
4メーターくらいの高さがあるドアを開ける。
 
ギーって音を立てて開く。
 
広いロビー。その前がプールになっていた。
プールサイドにテーブルがあって、ちゃんとウェイターがいるレストランだった。
なんてこった、と思った。こっちに来ればよかった。
 
とりあえず、プールサイドに座る。
注文はビール。ハイネケンが出てきた。
出会いと、砂漠に乾杯する。
こういう時にスカしてみるのも悪くないと思う。
 
プールの中からのライトアップが揺ら揺ら光る。
横になれるビーチチェアがあった。移る。
月が見えた。ほんの少し欠けていた。
体に当たる風が、気持ちよかったからだろうけど、ふと、うたた寝をしていた。