シビル・アクション
 
直訳すると民事訴訟
最近、サイトゥーンはジョン・トラボルタ
 
ストーリーはまあまあ。
儲かる裁判で成功した弁護士が、企業の土壌汚染の裁判を社会正義の為に起こして全財産をなくす。
だけど、最後には企業の首を斯くって話。
 
普通に真っ当でよい。
だけど脚本自体が大したことはないな。だから舞台セットとか良いもの使ってそうなんだけど、なんか流れる。
 
最悪なのは一点。
その裁判をはじめに依頼した、川に投棄された毒で子供が死んだ母親の言葉。
 
トラボルタ弁護士事務所の全員が自己資産まで担保に入れて、裁判を続けて和解をしたというのに、ありがとうも言わず、弁護士を責める。
お金じゃないって…
この女、弁護料とか払ってないのに…。
 
これは、たぶん監督の意図的なモノだと思う。
実話の映画化だし、女に対する皮肉だね。
 
所詮映画の世界だけど、これはテレビドラマに近いや。
ある意味、バカ正直ではいけません、って映画みたい。