saitoon2008-04-09

部屋のバランスというかエアコンが悪くて、寝たり起きたりだった。
アメリカ的なんだろうか、大理石の台所とお風呂。
だけど冷蔵庫がなくて、浴槽がない。
一人で泊まってるのに、4ベッドルーム、ひとつはダブルベッドでね。
1階なのにレースのカーテンがない。開けて丸見えか閉めて閑散とした感じか…
シャンプーもないし、石鹸のみ。
意図がまったく分からない部屋だった。

おまけに腹を下して、かなり調子が悪い。
ここまででも、あまり体験したことのないアクシデントが続いている。

ダラス→メキシコシティのキャンセル、
念を入れたけどやっぱり起こったロストバゲッジ、
気遣いとか優しさのかけらも感じないブラジル大使館、
駄目押しのカンクン行き飛行機が予定より早く飛んでいった事、
そして腹をこわした。
 
朝起きたのは9時過ぎ、本当は7時に起きて沖にある島、イスラ・ムヘーレスに行くつもりだった。
とりあえずボーっとした頭でレストランへ行く。
昨日、ちょっと話をしたウェイターが陽気に話しかけてくる。
無神経にコーヒー頂戴って言ってしまった。というか聞き取れなかったからそう答えた。
一瞬、彼の「え?」って表情。
やってしまったって思った。体調の悪いのは彼の問題じゃないじゃん。
その瞬間、島に行くのをやめる事にした。
 
単に遊びに来てるわけじゃないさ。
大して食べられなかったけど、腹が痛いって話して席を立った。
 
部屋に戻ってから、気がついた。
彼は名前を聞いていたんだって。
たぶんちょっと親しく感じてくれたんだと思って、気分が痛かった。
 
もうホテルのビーチに一日いて帰ることにする。
10時のビーチにはお客さんがいっぱい。なんでこんなにいるのかなって思った。
桟橋を見ると人が並んでいる。
直感的に分かった。イスラに行く人だ。数件隣のピアからもイスラ行きの船が出ていた。それも両側。
たぶん一日2千人くらい行くんじゃないかな、日帰りで。
ってなるとプラヤ・ノルテって北側の綺麗だって言われてるビーチも人でいっぱいな気がした。
 
たぶん、乗っていくほとんどはアメリカ人。
アメリカ人って集団化すると同じことするんだよね。
馬鹿にするわけじゃないけど、その行動パターンが気持ち悪いし怖いって思う。
 
カンクンって1キロくらいの幅で30キロくらいの島が続いているんだけど、そこには延々と続くホテル。
これでもか!ってくらいに庭を広く取ったり、プライベートビーチにマリンスポーツを入れた、超リゾートの演出。
イスラに行かなくて良かったって思った。

サイトゥ−ンは奄美大島が良いよ。
海の綺麗さなら慶良間とか。
島を楽しむなら久米島とかね。

たぶん、そっちのほうが綺麗。
人口ビーチ作って一生ババナボート乗ってろ!ヤンキー。

かなり最悪な展開を予測しつつビーチで寝っ転がってる。
おばさんに声をかけた。別にナンパじゃないけどね。
スペイン語が話せるかって聞く。

スペイン語の練習しているから、話し相手になってくれって頼む。
シティから来てるって。
すごくおっとりした言葉使い、通訳していて世界中行ったって行ってた。
いろんな人がいるもんだね。

その後、一人で女の子がやってきた。
やっぱりスペイン語の練習を頼んで。
彼女はCelliaっていう名前。アルゼンティナ。
心理学を学んでて、彼氏と3ヶ月のバカンスだって。

休暇の感覚がうらやましいね。

その夜、シティへ戻る。
夜の11時に到着。

羽田への夜着便も光の海だけど、シティへの滑空は光の島へ降りる感じ。
シティの中心近くに空港があるからね。

遅くなったのでタクシー(白タク)で帰る。
100ペセタ。