北駅 - 北駅周辺 - 新凱旋門 - カルチェラタン

saitoon2008-07-09

ユーロスターの切符を買いに北駅へ。
身軽だったので北駅周辺を歩くと、安い宿が色々あった。
こっちにすれば良かったかな〜なんて考えつつ、欲は出さないようにする。
 
パリでどこに行くかなんて決めていないしガイドブックも見ていない。
で、とりあえず浮かんだのが新凱旋門
ほんの少し写真で見た事がある。どんなところなのか行ってみたくなった。
 
地下鉄で30分くらいで到着。
なんだろうね、東京ならお台場みたいな感じ。
 
新しいショッピングセンターやビジネスセンターが集中していて、幕張メッセの建物も一緒にお台場に持って行くとこうなるって感じ。
いわゆる新市街のビジネスセンターとショッピングセンターを複合させたエリア。
 
そこに新凱旋門があった。
どーんとそそり立っている。
 
いろんな人がいる。学生・カップル・家族・観光客。
 
凱旋門の階段を上がる。
四角い箱の前と後ろが開いている作り。
上は展望台になっている。行かなかったけど。
 
階段の上まで行った。箱の中へ。
 
振り返ると、凱旋門が5キロくらい先に見えた。
その先はシャンゼリゼ通り。そして、その先にルーブル美術館のあたり。
向かい側は、たぶんパリの中心から外へ向かった窓のようになっている。
 
座って、ボーッとして凱旋門を見ていた。両脇には近代的な高層ビル群。
こっちからは見えても、あっちからは古いパリしか見えない。
ここは現実のパリ。
観光地ではない、パリ。
 
エッフェル塔が見える。
モンマルトルの丘も見える。
 
うん、ここは現代のパリの中心地みたいな感じ。
後ろの開いた向きへ移動。
緑が多い。ここはいわゆるパリの境なのかな。
 
黒人の男の子と金髪の女の子のカップルがいた。
かなりベタベタな感じ。
 
なんか良い感じに見えた。
以前、パリに来た時に感じたのは、人種差別的な空気。
黒人といわゆるアングロサクソン系が色々な意味で住み分けされてる感じだった。 
 
その後、パリの移民で暴動が起きたりして、かなりすっきりした気分になったのを覚えている。
 
パリの差別は多少は良くなったのかな…
モンサンミッシェルでもそういうカップルを見た。
 
なぜか女の子は金髪だったな〜。
 
ふと、キーンっていう音。
かなり大きい。空から、見上げる。
かなり高速で、低空飛行で戦闘機が飛んできた。
 
何かあったのかなって思う。
1分くらいして、また戦闘機。今度は2機。
今度は少しゆっくり。
 
一瞬だけ緊張する。
でも、飛び方に緊張感はない。
次々に飛行機が飛んできた。
いろんな種類・いろんな大きさ。
 
それが新凱旋門の上を通って飛んでいく。
何かのパレードかな。
 
20機、40機、どんどん来る。
戦闘機なのだけれど、少し音を落とした巡航。
耳障りでない爆音が続く。
なんかわくわくするね。
 
カルチェラタンで生ムール貝を…

なんとなく気になってた台詞…
 
セーヌ左岸。
 
2度パリに行ってるけど、どっちが上流でどっちが下流か分からない。
ただ、地図上で大学とかがあるエリアがカルチェラタン…左岸だと思っている。
たぶん合ってるはず。
 
で、行ってみた。
 
結果から言うと、本屋と大学とアニメショップと大衆レストランの街って印象。
 
閑散とした秋葉原的で、文京区の後楽園界隈の香りと
相場観は分からないけど、日本円との比較、パッカー旅行者としては、高いと思った。
貧乏旅行ではないけど、一般日本人の短期旅行でもないんで、旅先の普通の食事代以上は高い気がするよね。
 
モンサンミッシェルでやりそこねた事…バケツムール貝を豪快に食べる。
歩いてたら牡蠣を並べたレストランがあった。
 
午後3時。
夏にそんなとこに牡蠣置いてたらマズいでしょうよ。衛生的にも…
と思いつつも店に入る。
どうせ捨て身だしね。それは今でも変わらないけど。
 
牡蠣の半額でムール貝があった。
 
なんかムール貝好き。
たぶん牡蠣より好きなんじゃないかと思うんだけど、
スーパーとかでも売っていないんであんまり食べられない。
  
で頼んでみた。
したら出てきたのは生ムール貝。火は通っていない。
火が通っていないムール貝を食べるのは初めて。
美味い…これまで食べた生貝の中でも、この感じはかなりイケる。
 
食べ物の邪魔をしない、安いワインと相まって絶妙な美味さ。
久しぶりにフワッと酔う感覚。
 
昼過ぎののんびりした時間に東洋人が一人でニヤニヤしながらテラスで生ムール貝食べてる。
たぶん、その時この店は、カルチェラタンで一番洒落た店に見えていただろうね。