アトランタの空港。

今、現地時間で16時半。
 
次のフライトは19時10分の予定。
そこから先はフェーズ1。
メキシコの空港に着いたらいきなりフェーズ3だから。
 
中止を考える余裕も無かったんだけど、そこまでして来るべきだったかは分からない。
疲れが溜まってたみたい。
乾燥した飛行機の中で寝ると寝汗をかいてた。
眼精疲労もあるね。
 
ラッキーだったのは三人がけのシートが空いてて一人で占領できた事。
約12時間のフライト中、10時間横になれてた。
体は少し休めたかもしれない。ってか悪くいならないで済んでるだけなんだけどね。
 
でも満席でそこだけ空いてたって事は、直前のキャンセルなんだろうな。
神様に感謝。


アトランタ空港は絵がいっぱい飾ってある。
額付きで。作品になっている。
画家は多いのかな?
 
だけどアメリカの空港って、日本のデパチカみたいで殺風景なんだよね。
色気って意味ではメキシコの空港のほうが全然色っぽかった気がする。
 
アトランタからの出発ゲートはE15。
だけど待合席でマスクしている人は誰もいない。
ちょっとだけ咳をする人が何人か居た。
 
出来るだけ気配を絶って席を変わった。
現地時間18時半。まだ眠い。

それにしてもアトランタ空港の男のファッションは無いに等しいね。
 
 
アトランタからメキシコへの機内。
後ろで赤ちゃんが泣いている。
小さな子供がテーブルをバンバン叩いている。
 
ふと思い出した。
日本を出る前に、児童虐待の記事を読んだ。
正確に言うと児童虐待の上に、その子は義父と実母に殺されたらしい。
 
子供の頃に一度もいじめに会った事の無い人はほとんどいないんじゃないかと思う。
 
まだ心の痛みを深く認識する前の頃だから、子供は残酷に振舞う。
痛みを与えたり、受けたりしながら悲しいことを避けられるようになる。
 
ほとんどの子供は、いじめられていても親には言えないと思う。
当然、親が知れば悲しむ。惨めな気持ちになる。
子供心に、その位の事は知っている。
親をそんな気持ちにさせたくない。
 
だから優しい子ほど、表に出ないような気がする。
 
その子が虐待されていたのは、実の母親と内縁の男。
かなりの暴力を受けたらしい。
 
彼女は体育の時間、続けて体操着を忘れたと言って見学していたらしい。
たぶん体のあざを隠すために。
 
本来娘を守るべき、母親から虐待を受けた。
その母親を守るために、体育を見学した。
 
その果てに、虐待され殺された。
 
その子の優しい気持ちと、とてつもない悲しさを思ったら涙が込上げた。
犯人の二人は死刑になればいい。

サイトゥ−ンは耳触りの良い理屈を語る文化人が大嫌い。
 
成田を出てから、22時間でサンフェルナンドに到着。
こんな感じだっけ…。
 
現在の主は男ばっかり。
なんか、湿った感じでツルんでる。
 
やだな、この雰囲気。
日本をそのまま持ってきた感じがする。
旅人の感じはしない。
沈没しているのかどうかは知らない。
 
日本人宿にはよくあるんだろうね。
やっと自分たちの場所を確保したんだろうな、
一生懸命それを守ってるんだろうな、って思えた。
 
あまり関わりたくないな。
 
とりあえず、それはそれとして豚インフルエンザは、それほど深刻に考えられていないみたい。
半数はマスクしてない。
 
インフルエンザ、だらだら長引く気がした。
と言っても悪くて1ヶ月くらい。
たぶん用心すれば大丈夫だろうね。