超訳ニーチェから2

あまりにも名文で驚いた本「超訳ニーチェ」その24
 
無限の豊かさは自分にある
 
 同じものを相手にしても、ある人は一つか二つくらいしか、そこから汲み出すことが出来ない。このことはふつう、能力の差だと思われている。
 しかし実は人は、そのものからないかを汲み出しているのではなく、時分の中から汲み出しているのだ。その物に触発されて、自分の中で応じるものを自分で見出しているのだ。
 つまり、豊かな物を探すことではなく、自分を豊かにすること。これこそが自分の能力を高める最高の方法であり、人生を豊かに生きていくことなのだ。
 
 
 これも凄いな〜って思う。ある意味既存の経済至上主義を徹底的に否定できる文面。高級な車に乗って、有名なスーツ着て、お金かけても中身がなきゃ屁だぞ。って事じゃん。
 日本の名文で言うなら、猫に小判か。