本当の日本の姿2

日本は、はっきり言って幸福な国ではない…と思うとことがままある。
まあ、人それぞれの好みなのだろうけど。
 
先進国でいるということは、非常に高度化されたビジネス構造に囲まれているという事でもある。

産業界を例に取ると、
高度化されたビジネス構造が、高度化されていないビジネス構造を凌駕する事でお金を他から日本に動かしている。
具体的にいえば、高性能で低価格の家電を創り、売り出すことで、外国から日本にお金を移動させていた。
 
その為に、隙のない製造プロセスがあり、隙のない流通プロセスがあり、隙のない販売プロセスがある。
 
隙のないということは、その中で働く人が、働く時間にかなり具体的な作業が決まっているということ。
そしてそこで一定以上の成果が要求されるということ。
 
これは、工場だけでなく営業でも販売でも変わらない。
そして、大きな組織になれば、より高度化していく。
 
それはそれで経済的には良いのだけど、働く人は売上げを上げるために社内でも、社外でも競争が日常になる。
そして朝から夜中まで働くことになる。
 
しかし、この何でも安く手に入る日本で、そこまでして働いて欲しいものはなんだろう。