ゴッホ展について

ゴッホ展に行った。
 
あんまりゴッホの絵はなかったけど。
 
ある絵を見ながら感じていた、孤独への不安が絵に見える。
 
ドラクロワから影響を受けたアンシャープネス的な輪郭描画。
 
基本的に彩度重視した色彩感覚。
 
死にそうになると花を書くのだと感じた。
 
たぶん死を意識しながら描いている。
だから温度を表現しようとしている。

出来るなら暖かい温度を、生きている感覚がある暖かい温度を描こうとしたんじゃないかと思えた。
 
本当は、穏やかに生きれたらと思っている気がした。
でも、たぶん彼が絵という、伝達が難しい表現を選んでしまった。
人付き合いが得意でないからなのかもしれない。
 
そのあがきが、強烈な攻撃性になった気がした。
その先にある絵は、ほんのりと暖かい感覚ではあったけど。