現代版、正直者とバカの違い

日本の教訓に「正直者はバカを見る」という言葉がある。
 
現代だと、この言葉は成り立たなくなってしまった。
それは正直者という存在がほとんど形骸化してしまったから。

僕らの今住んでいる世界で…特に日本で感じる事の一つに、国家が信用出来ないという状況がある。
 
新聞で書かれているように、政府省庁の無駄使いが無くならない。
公務員が資産隠しなど意図的にやったことが脱税にもならない。
働く気のない人間に厳しいチェックもなく、生活保護を与えていたりする。

そして、食品偽装に代表される嘘の表示。
たぶん氷山の一角で、実際には山ほどあるだろうし。
 
約束が出来ない事を声高に言う政治家。
国民のためと言って、お金をばらまいた。
結局、国民を弱らせてしまった。
 
国も企業も正直でない世の中になってきている。
 
「正直はバカである」
現代はそんな時代になってしまた。
 
抜け道をすり抜けて、儲けることが
「うまいビジネスプランを作った」って評価される時代になってしまった。

そんな気がする。
それでも、真っ当に生きていくべきだと思うけどね。