“君子危うきに近寄らず“を考えた1

「君子危うきに近寄らず」という格言がある。
なんとなく、王様は危険な事はしない。という事だと思っていた。
 
でもたぶん違う。
 
ちょっと考えてみた。
「君子」って誰の事か。「危うき」って何の事か。
 
現実の史実として王様が戦争を避けていられた時代は少ない。
基本的に古代は実力社会の下克上だし。そんな古代でも治世や国を豊かにするという事は多くの王様は気にしていた。それは、基本的に平和な国を作る事が強い国になるという絶対的な法則は理解していたからだと思う。
 
王様のもっとも重視される仕事は統治。
君子は、武将や国の権力機構の有力者、そして王様の事だと思う。
まあそう定義する。
 
危うい事は戦争ではない。古代において戦争は日常で避けられない。
相手は異教徒や蛮族。
戦争を避けたら国がなくなる事は農民まで知っていたと思う。