ウルル エアーズロックの初日

国内線ヴァージンブルーがウルルを回り込んで着陸する。
飛行機からみると、野っ原に石が埋まってる感じ。大きくは見えない。
ちょっと、あれ…って感じ。
でも、やってきた。
 
飛行機を降りる。
乾いた空。ちょっと強い風。
循環型のバスチケットを買う。これを買わないとどこにも行けない。
自然環境を守る為だと思うんだけど、飛行機で来ると移動手段はかなり限られる。
そして、自動車は入場料が高い。なるほどね。
 
宿に到着。
なんていうか、山小屋?てか砂漠小屋。ロッジって名前。
平屋のアパート的な離れが4つあって、グレードで分かれているみたい。
サイトゥーンのはレセプションからちょっと離れているところ。
ベッドは4つ。でも誰もいなかった。
奇麗なシーツ、十分に快適。
お湯が出て、奇麗なベッドがあれば十分でしょ。
 
宿に展望台があった。
行ってみる。
5キロくらいだと思うんだけど、通称エアーズロック、アポリジ二の言葉でウルルが見えた。
ウルルから90度右には風の谷と言われる巨岩群。
あとは真っ平ら。葉の少ない高い木がところどころに切れずに立ち並ぶ。
鳥が少し。ほ乳類とかほとんどみない。
 
人工的な音がほとんどない。
それはちょっと感動的。この感じは、ペルーとモロッコの砂漠、ノルウェーの北極圏そんなところでしか感じない。
 
観光客の居住エリアは限定されていて、直径2キロくらいの楕円形の道路に沿って、ホテル、キャンピングエリア、ロッジエリア、レストランとスーパーマーケットなどに分類されている。土地の起伏に合わせた低めの土の色をイメージさせる建物で構成されて、ちょっと遠くからは自然の風景にとけ込んでしまうようになっている。
とりあえずウルルを目指す。
午後3時頃到着。ウルルへの登山道は一カ所だけ。全景が見えた一枚岩が近づくと大きくなりすぎて壁に見えてくる。バスは登山道の前で停まる。「今日は風が強いな」とドライバー。登山禁止の標識が見える。
滑りやすい岩で、その上急坂。危険度が高ければすぐに登山禁止になるのだと聞いた。
そか、あと2日ある。どこかで登れるだろう。
そのまま博物館へ歩くことにする。15分くらいでウルル古代博物館へ。アポリジ二の生活とアートが説明されている。歴史はよくわからないのだけど、彼らの絵は特に気に入ったデザインがあった。
 
15分ほど待って、バスが来たので乗って帰る。
このあたりで気がつくのだけど、ハエが多い。そしてハエは大きい。
 
一旦ロッジへ戻る。
レセプションで見どころを聞くとウルル。夜明けと夕景が素晴らしいと言われる。普通すぎる。
 
17時のバスを待つ。まだ日は暮れない。
20分くらいでサンセット見物駐車場へ到着。
三脚をセットする。ウルルにほぼ真横から太陽の光があたっている。
空はブルーからピンクへのグラデーション。ウルルは赤に近い茶色。
素晴らしく鮮やかなサンセット。