NHKの正義の話をしようの空論

NHKで、マイケルサンドラ教授が、東京電力の話についてディスカッションをしていた。
たぶんNHK主導なのかな。
 
上海と東京、ボストンの学生での衛星ディスカッション。
ハーバードや、東京大学北京大学などそうそうたる優秀な人材が意見を言っている。
 
で、驚いた。というよりあきれた。
 
何がって…
学生のインテリジェンスが足りない。
中国も東京もアメリカも足りない。
つまり、出演している学生が情報を調べていないって事。
 
それでも良い。だってこれは基本的に学生が、「原子力発電所事故」を題材に正義と責任を延々とディベートする授業だから。
 
 
日本の原子力政策は、企業と政治家の利権が一致した部分が相当ある。それがどういう事なのか…つまり本質的に、誰かに犠牲を押しつけてでも利益を得る個人あるいは企業がどう動いたか。
が出されていない。
 
ただ、そこにNHKの意図を感じた。
要するに答えが出ないガス抜き。
「朝までテレビ」の高級NHK版。
 
プロデューサーのせいだと思うけど。
 
みんな、なんか文句を言い切った気分にさせて、丸く収めるつもりなのかな。だいたい何で、発言のトラップに大学名が延々と出しているのだろう。
三人のパネラーが、聞いたこともない日本人の料理人とかダンサーとか、ジャーナリストなのも狙ったようにおかしい。
本質の言葉を発する能力がないじゃん。
 
サンドラ教授の本は、実は途中でやめた。
面白くなかったしね。
タイトルだけだったのかな〜
「正義の話をしよう」見事なタイトルです。