日本人が世界で通用しない理由(引用)

なにから引用したか覚えていないのだけど…
いい文があったのでメモする。
 
 「場合に応じて個別的な対応をする」という姿勢は、人間がある原理に立って自分の思想を生き抜くという考え方とは対立して、その場その場に応じて法律解釈を一部ねじ曲げたりしてもよいという考え方である。
 
 このような考え方は、日本では昔から当たり前のことであり、「柔軟な考え方をする人」として誉められるくらいだから、そこらじゅうにあるが、アメリカではこれが問題になる。
 
 ヨーロッパ社会では「この人はどういう原理で動くのか」ということが周囲にはっきりしており、その人の生き方として尊重される。その原理が時代の風向きで順風の時も逆風のときもコロコロ変えるような人は、周囲の尊敬を得ることはできない。
 
 それが知識人や政治家の場合はなおさらのことであって、原理を持たない人物は決して尊敬されない。文明の周辺属国である日本の場合は、ほとんどの人が原理なんかないし、その時々の風向きで生きているから、この「原理に従って生きる」というのは、説明しがたいのである。
 
一理ある。
でもアメリカのビジネスは原理に沿っているとは思いづらい。
ヨーロッパはだいたいそうかもしれないと思う節はあるけど。