日本を外国から見る

NHK特集で福島原発のその後をやっていた。
生活が苦しくなった、その状況の中で福島原発廃炉のための大きな事業が動いている。
そこに仕事があり、人が集まる。
避難地域の2家族に一人は原発に従事している。
生活の糧が、原発関連の産業に依拠されている状況があるという。
 
そこで原発で働きながら批判は出来るだろうか。
 
facebookパラグアイの大統領の経済の過剰な発展への危惧のスピーチや、ブータンの国王のスピーチが取り上げられるが、マスメディアでは詳細は語られない。
 
マスメディアだって、国や経済に依拠しているんだから。
 
日本は特に高度化しすぎて、本音を言える状況ではなくなっている気がする。
 
なんだろう…
世界を旅して、4年が過ぎても、また日本に慣れるようにはならない。
それは、たぶん現実を見ちゃったからかなって、どこかで思う。
 
幸い、そういうところで生きていないからっていうのがあるのだけど、以前のように気にしないということは理性的に出来ない部分がある。
 
それは生きづらくなっているのかもしれないけど、不幸な話ではない。
むしろ自由ではある。
 
本音を言えない、というのは自分の意志を通しづらいということだとは思う。
 
たぶん、高度化した社会において、
個人それぞれが自分の幸福論を語るということは、あまり許容されていない。
 
それはそれで、多くの人が由とするならばそれで良いのだと思う。
 
ただ、国家なり政治が、国民のためにあるのであれば、幸福論は非常に重要な前提なんじゃないかなっては思う。
 
日本は経済、極端に言えばお金で多くのものを判断しすぎる、と世界を回って感じた。
でも、本当はお金だけどそんなに幸せにならないじゃない。
 
行き詰まった人は、そのストレスを何かにぶつける。
買い物であったり、宗教であったり…