暴動してるはずの中国に行った

中国反日暴動の報告します

先週、上海から帰って来ました。
日本から「中国で大丈夫か」とメールを何通もいただきました。
 
広州と上海をフラフラ歩いていたのですが、結論から言えば何のトラブルにも遭遇していませんでした。
反日的な人にも会っていません。むしろ仕事関係では「変な人達が騒いでごめんね」と言われたりしました。
中国は人口が多いので、いろんな人がいるにはいるでしょう。もちろんどこかでデモはしていたのでしょう。
 
広州も上海も、具体的な混乱は起きていませんでした。
 
中国のデモは6万人程度と聞いています。それも広い中国全土の総数です。東京の国会議事堂前で毎週末行われている反原発の10万人集会の方がニュースになって良い気がします。
 
そんな中、頭によぎったのは、2009年にメキシコに渡航したときの事でした。
ちょうど飛行機が到着した日に豚インフルエンザのニュースが世界を巡り、いきなりメキシコが危険度3になったのでした。
 
あのとき、メキシコからは日本のマスメディアは発狂したように映りました。メキシコから殺人ウィルスが世界に広がると放送していたのを、メキシコシティで見て真っ青になりました。
現地と全く違う情報に、日本のマスコミのヒステリーで日本に帰られなくなるかもしれないと本気で思いました。
豚インフルエンザよりもマスコミに本気で恐怖を感じたのを覚えています。
 
実際に見ていない人が、無意識に周りが喜びそうなニュースを作っている気がするのです。かなり現実とは乖離している気がします。
テレビと政治上で動いているだけで、経済や市井では平和だったりするのに。
 
アジアの国々が日本を警戒する理由の一つは、マスメディアのヒステリーにあるようにも思えます。
 
なんでこんな日本になってしまったのかと落胆しつつ。
とりあえず、雑記ですいません。
 
安否のご連絡に代えさせていただきます。