ITが豊かにするはずの未来に関して2
本来、生産効率が上がるということは、時間対収入が増えていい話なのである。
パソコンの処理速度は10年前の10倍は出ている。
IT技術によって作業効率が飛躍的に上がっているはずである。
だから、理屈でいえば、収入が同じならパソコンを使っている分の仕事は1/10になっていても良いはず。
だが、給料が大幅に増えたという話は聞かない。
労働時間が半分になったという話も聞かない。
なぜだろうか。
便利になったのと、価値を生み出すのは違う話である。
実はITの進化は、それほど価値を生み出していないかもしれないと思ったりする。