saitoon2005-07-19

太陽を捕まえた神様の名前は、マウイ。
その島は、神様の名前のついた場所だった。
というかハワイって神話の諸島なのだ。
 
神様の山は、下から見ると丘に近い。とんでもなく大きな丘。
富士山とかエベレストとかといった山でなく、形としては古墳に似ている。
感覚的には1万フィートという高さは感じない。
そびえ立つ険しい感じはなく、ゆったりのっそりといった感じ。
 
ちょっと疲れもあってビーチパークで昼寝した
目を覚ますと午後3時、ハレアカラに向かった。
平地の温度は日向ならば40度以上行くんじゃないかな。日陰だと楽だけど。
 
ハレアカラ・ハイウェイを60mileで走っていく、時速100kmくらいだろうか。
目の前にあったその山が、なかなか近づいてこない。
ゆったりと登りが続いているのだけど、山が近づいて来ない。
そんな錯覚をした程、裾野が広い。窓から入る風は、気がつくと南国の風ではなくなっている。
 
そのまま走っていくと、緩やかにだけど風景が変わってくる。左折の案内。
地図を見てみるとローカルがハイランドって呼ぶエリアに入った。
そこから風景が一変した。
だだっ広い牧場が目の前に広がったり(たぶん)コナコーヒーの大きなプランテーションがあったり。
 
緩やかな草原。涼しい風の中に、馬や牛がいる。
いわゆる高原。
 
予測していない風景が、ハイランドには広がっているのだった。