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長い旅でも、短い旅でも日本から離れると五感が敏感になる。
いつもそこにいれるワケじゃないから、何かを自分のハートに残そうとするんだと思う。
おじさん達が、海でチェスをしながら、ギターを弾いていた。
素敵なシーンだった。
急いで、車をUターンさせた。焦ってホイールを縁石に擦った。
レンタカーだ、見つかったら追加請求来るなー、なんて思う。
かまうもんか！
そのまま車を走らせて戻った。
遠目に1カット。
それから、彼らを見ていた。
　
旅って、恋に似ているって思っている。
行ってみたら合わないって場所もあるし、ずっと惚れ続ける場所もある。
惚れ続けても振り向いてくれない場所もあるし、合わないんだけど人が寄ってくる場所もある。
　
マウイは微妙なとこなんだけど、なんか神様に会えた気がした。
人は、自然の延長線でしか生きていくことは出来ないってハレアカラの神様が教えてくれた気がした。
生まれて、親に育てられて、いろんな事を周りから教えられて、恋して、子孫が出来て、一生懸命育てて、老いて、そして死んでいく。
そんな普通のことが素敵だなって感じてた。
そして人だって、ちょっと頭いいかもしれないけど、所詮は動物の一種なんだよねって感じてた。

そのうちまた来るよ。
空港で、そんな言葉をつぶやいてしまった。

Maharo! Maui.