週末に思ったこと、その2

ベリーダンスは中世オスマントルコでは、王宮の踊り。
そして、基本的に女性を崇拝してはいない。
 
だってその当時のトルコは王政で、王宮の女は奴隷なんだもん。
王様の母親であっても…。
それだけでなく、王宮の男侍従は去勢されていたりする。
 
ハーレムではスルタンの子供を孕ませることでしか生きる道を開くことが出来ない世界だったし、連れてこられた女は一生ハーレムから出ることは許されない。
スルタンから抱いてもらえなければ、暗いハーレムの片隅で駕籠の鳥のように一生を終える。
てか、場合によっては理由もなく殺されたりする。
 
ベリーダンスはハーレムや王宮の女の生きる為の処世術だった。
踊り自体が前戯だし。
 
だけど女が本気で身体を武器にしたら、まず男は従うことしか出来ないだろうな。
そんな鬼気迫ったベリーダンスを見てしまったら、人生を棒に振るかもしれないなって思う。
 
いやー、危険だな。でもそんなの見れるんなら見たいと思う。
その夜見たベリーダンスは、ダンススクールの発表会みたいなやさしいものでした。