saitoon2005-12-05

屋台でご飯を食べて、メディナの入り口を少し入ってみた。
メインの通りを歩いてみる。
感覚的には狭いって感じはないんだけど、確かに車が走ったらギリギリだな。
それよりも車が走りまくったら、地盤がゆるんで街自体が崩れるだろうと思った。
 
でも走れるとしても、メインの道だけだ。脇にそれれば道は軽自動車でも入れない。
だた人やロバが歩くには十分な幅はあると思うんだけど。
 
そう、千年前は自動車なんて無かった。輸送ってロバや山羊だったわけで、旧市街は今でもそのまま。

歩いていると、道の端にゴミが放置されている。
あんまりマナーの良くない国だなって感じた。
路地の突き当たりに小さな広場があって、真ん中にもゴミの山。果物や野菜の腐乱臭がする。
荷台を引いたロバが、そのゴミを食べていた。
 
昔の香港の裏通りがこんな感じだったな、なんて思い出す。
ちなみに去年の夏に行ったら、ずいぶん綺麗になっていた。
 
イギリスの植民地から、自分たちの土地になったわけだから綺麗にするよね。
あの当時、共産主義だから香港は駄目になるなんて言われてたけど、実際は逆だったんじゃないだろうか。

それはそれとして夜9時過ぎ、道のあちこちにゴミが散らかっている。
なんか、後進国だなって思ったりした。
ゴミ処理なんて、都市インフラの基本だし伝染病とかの原因になるのに放置されているんだなって思った。
 
そんな事を思いながら歩いていると、迷った。
 
自分の土地勘はかなり良いと自負している。
でも迷った。
夜で太陽がないから方向が勘では読めない。
 
とたん、周りが悪者に見えるのだった。
思い起こすと了見がちっちぇーなー、って言えるけど。
 
その時は、それなりに緊張していたんだよね。