さらばマラケッシュ、サイトゥーンは砂漠へ行くよ

saitoon2006-04-25

朝、現地時間の6時に起きる。チェックアウトをする。
受付の彼は、本でも売るように淡々としている。
あ、チェックアウト?気をつけて…なんて感じ。
「うるるん」みたいに、後ろ髪も引かれることなくさっさと歩き出す。
 
ちょっと時間が早い。
軽い朝ごはんにする。 
ケーキ屋というかパン屋というかそんな感じの店が開いていた。
奥に喫茶スペースがあって、例のモロカンカフェに、クリームパンのようなものと、惣菜パンを食べた。
 
8時20分。
ジャマエルフナ広場、マグレブ銀行の前に立つ。
朝日だからというのもあるんだろうけど、月並みな言い方になるんだけど夜の喧騒が嘘のように綺麗。
ちょっと洒落たリゾートタウンに見える。
ここからは、車で砂漠へ向かう。
半チャーター、半ツアーのような感じ。
乗り合いツアーで、客の要望にそってコースがかなり自由になる。
 
日本を出る少し前に、webで予約を入れたところ。
日本人スタッフが運営しているHPが良さそうだったのでお願いした。
当初、(相手は見たこともないが)二人だったので、かなり自由に動けそうだった。
タイトルは「モロッコの迷い方」。かなりお勧め。
 
迎えに来た車は、トヨタランドクルーザー。それもほぼ新品。
ロッコ人のドライバーに荷物を渡す。
カメラ以外のほとんどを天井に載せた。
同舟は5人。全員日本人。
 
乗り合わせたのは、30歳くらいのカップル。
なんとなく旅慣れてる感じの男二人。
一人旅の年齢不詳の男。なぜか白いワイシャツを着ている。
そしてサイトゥ−ン…
日本人同士だってことで、それなりのなんとなくな親近感と、こんな異国で会う違和感と、どうコミュニケートすればいいかわからない戸惑いを載せて、ランクルは出発した。