古の要塞に登る。馬に乗りたいって思った。

saitoon2006-04-28

アメリカの西部は知らない。
L.A.からパームスプリングに行ったくらいしか知らない。
 
だから比較は出来ないんだけど、アフリカの自然は本当にすごいと思った。
目指す砂漠は遥かに先なんだけど、驚きの風景の連続だった。
直径3キロくらいはあるような、山麓に突然現れる巨大穴。
30メートルくらいある岩がゴロゴロしている谷。
崖に建つ土を固めた家の村。
 
風景が力を持っているから、力のある写真が写ってくる。
 
カスバに初めて入る。
ブルースとかで出てくる言葉でしかカスバなんて聞いた事がない。
流れ流れたカスバの女とか、陳腐で安っぽい悲劇な意味かと思っていた。
なんか粕場って漢字を連想するのかな?
 
正しい意味は「要塞」。実際にはお城とか屋敷の意味も含んでいるらしい。
日本的にいうなら、出城。
カスバにも種類があることがわかった。
土とわらで出来た本当の出城もあれば、村化したものもある。
内装を白いセメント塗り、イスラミックタイルで飾られた常住形のものもあった。
 
いずれにしても、外は土壁。
あまりお金をかけているとは思えない。建てたのがモロッコ人かフランス人かはわからないんだけど。
 
ただ、格好いい。建物の概観が最高に良い。
砂漠に出城。馬に乗れたら、気分は砂漠の民だ。