6月7日オープニングパーティ

個展の初日。
「モロッコ冒険パラダイス」
のオープニングパーティ。
大使館が気を利かせてくれて、レバノンカタールイラクなどの大使を呼んでくれた。
そして、モロッコのミントティサービスにスイーツの提供をしてくれた。
大感謝。
 
そしてスタッフをしてくれた友人たちがいてくれなかったら、パーティはこれだけ華やかになっていなかった。
来てくれた方々にも本当に感謝します。ありがとうございました。
 
だけど反省も多い。
土壇場で段取りが変わってしまったのもあって、当初考えていた事がやり損ねた。
こういう時にこそ人の真価は見えてくるんだと思っている。
裏方の、だけど重要なスタッフを大使に紹介しようとしてたのが、飛んでしまった。
出来なかったんじゃなくて、頭が真っ白になってやらかなった。

裏方さんは実は相当多い。
写真を展示する為に、額装してくる人・展示のセッティングをしてくれる人、会場を管理してくれる人…
全てが機能して、良い写真展が出来る。
 
なのに、パニクった。
精一杯だったけど、一番大事な事を忘れた。

写真が巧いくらいじゃ、作家なんて言えないと思う。
万が一にでもアーティストって言われるとしたら、作品や作家を通じて人を少しでも幸せに出来るようにならなきゃって思う。
作品につながる絶対的な自信と哲学と、優しさとモラル。
 
今のところ、全然だめだなって思った。カスってもいない。下手すると一生カスリもしない。

ミケランジェロバチカンの天井絵を描いて、その対価を請求した時に法外に高いと言われた。
彼が返した言葉は、得をするのはそちらです、って言い放った。
 
後世になって、それは事実だったわけだけど、アーティストという言葉は、そこくらいの客観的な自信と先見性を持つ人に冠される称号なんじゃないかと思う。