夏の思い出 numero.001

浅草が終わった。
素晴らしいハプニングがあった。

そして色々などうにもならない問題が過ぎ去っていく。
 
どう考えても磐石だと思っていたバルバロスが負けた。
いろいろな問題は抱えたように思うけど、まさか優勝を逃すとは思っていなかった。

僕たちは去年から遡って3年間、優勝を譲らなかった。
ずっと写真を撮っていたサイトゥ−ンがダンサーでデビューした年、連続優勝が始まった。
それはだっちゃんのバテリアが実質的に機能し始めた年だと思う。
 
その頃のことを思い出してみた。

サンバの写真を撮り始めた頃、バルは内向きにしっかり固まったチームワークがしっかりした組織だと思った。
もっとも歴史のあるエスコーラだし、組織独自の風土が感じられるエスコーラという印象を受けた。
サンバというイメージとは違って真面目な印象を受けた。整然とエンサイオが進んでいく感じは、体育会系を思わせたのを覚えている。

それが、その年から変わった気がした。
 
統制しっかりした組織感というのか上下感とかが薄まり、なんていうかフラットな同好会になっていた気がする。