説明のつかない出来事

2ヶ月ぶりに立ち止まった。
断片化されながら、なんとか辻褄合わせて半年間走ったってか、繋いだ。
 
海外に出ること、スペイン語を覚えること、ダンスを覚えること、年始に出すカタログの仕事。
いっぱい一杯になりながら、なんとかやってた。
 
だけど、いくつかの事をこぼれる様にやり忘れたり、出来なかった事に理由つけて正当化してた気がする。
今だってそうかもしれない…
 
サイトゥ−ンは特定の信教はない。だけど信じているものはある。
 
山形の田舎で育ったから、植物や自然のエネルギーの循環くらいは体感的に理解できてた。
その連鎖が神と呼ばれたりする現象だっていう事も、無意識に理解できていた。
 
もうひとつは理屈で説明できない運の良し悪し。 
たぶん亡くなった、ばあちゃんが守ってくれているんだと思っている。

そして12月のある朝。トラブルは起こった。
普通ならありえないような些細な事。

車の事故に例えるなら、荷物過載の急いだ車を運転して前の車を煽って、逆にスピンして自損事故を起こした…
そんなような気もしている。
要するに、日常の中に冷静さを失っていたんじゃないかと思った。
 
ひとつの理由だけじゃない。
半年前から変化した自分の環境と、やるべき事とか支えるべき人とか。
カリブに行って出来る事の疑問とが疑念とか。
 
サイトゥ−ンはドミニカ行きを見送る事にした。