life and journey

旅に真実があると以前書いた…

旅は麻薬のようで、終わりを決めないと永遠に旅は続く。
それはそれで痺れる様に魅力的な魔力を持っているって感じる。
 
サイトゥ−ンは、たぶんその魔力に魅入られていた。
 
多少は旅をしたつもりだけど、
世界を旅したなんて言えるほどいろんな国を知らないし、
世界を語れるほど知識もない。
 
真実を探そうとしたのかはわからないけど、憑かれたようにあちこち行っていた。
 
誰も知っている人がいない行ったこともないところで、一人で安全に行動するってのは、かなり客観的に行動するって事だ。
知識だけしかなかった初めて見るモノへの押さえ切れない興奮を楽しみながら、どこかで冷静さを持って動く。
当然、自分の動きを一歩引いて見る事になる。
 
自分でない自分的な緊張感の刺激に魅入られていたんだと思う。