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サンティアゴを乗り継いでイースター島へ。
本当の名前はイスラ・デ・パスクア。パスクア島。
　
タヒチに近いけど、常夏の楽園ではないよ。
いうなら絶海の孤島。
晴れればそれなりに暖かいと思うけど、雨が多くて寒かった。
　
なんで行くのかって、モアイがいるからだよね。
ちなみにモアイは古代遺跡じゃない。西暦700〜1200年くらいのもの。
中南米の遺跡は古代遺跡は少ないんじゃないかな。
スペインから滅亡させられて、遺跡になっちゃったものだからね。
　
宿は取っていなかった。
空港でなんとかなると思っていた。
　
予想通り。
宿を決めて行く。テケナ・イン。
特別良いホテルじゃない。
ちょっと湿度の高い部屋のわりに安くないから、一日だけって言った。
　
ただ、掃除の女性アンドレアがすごく明るいのが良かった。
昼過ぎまで彼女にスペイン語を教えてもらった。
昼、ふらふらと町を散歩。
kari kari balette paformance、ってのが見えた。
夜9時からって書いてあるけどとりあえず入ってみた。
おばあちゃんが一人、家の中にいた。
ダンスショーだよ、すごく面白いからおいでって言われる。
雰囲気のある人だった。
　
夕方になって、海岸沿いのモアイを見に散歩。
犬がなついてきたんで、タケシって名前をつけてあげた。
　
タケシはずーっとついてきた。
でモアイ博物館の前まで来たら、近くの犬に吼えられて、博物館に入られなかった。
しかたがないんで、海岸沿いのモアイに行くことにする。
そこにはかなり感動した風景があった。
馬が放牧されてた。正確に言うと放置に近い。
勝手に草原で草を食べて、糞をしている。
牧童とかいないんだよね、周りを見渡しても。
　
あとから馬の放牧ってそんなものだって分かったけど、その時は野良馬だと思ってた。
で馬とモアイの写真をタケシと一緒に撮ってた。
タケシにお礼を言った。　
ここ連れてきてくれてありがとねって。
　
で写真とってたら、オーストラリア人の看護婦やってる女の娘と会う。
毎日モアイの写真を撮ってるって言ってた。
国のお母さんに送ってるんだって。
　
この島、マスターカードでしかお金が下ろせない。大ピンチになった。
その夜、お金を数える。明らかに足りない。
で寝てしまった。