朝7時に起きてストレッチ。
みんなまだ寝てる。起こさないようにトイレに行く。
たぶん起きちゃうけどね。
 
準備をして着替えをして、朝ご飯は大したことがなさそうなのでハムと紅茶だけにした。
 
ここでみんなとはお別れ。
ブラジルへ。
7時50分。
寝ているヨシコ姉さんに挨拶。
ライアンはシャワー。
グレンは寝ている。

みんなちょっと目を覚ましている。
気をつけてね、みんなって日本語で言った。
 
後は無言。
一緒に雨に濡れながらモアイを見た。
エンパナーダ食べたり、パスポート探してもらったり。
 
すれ違うように出会って、思い出のように長く残る。
たぶんそんな付き合いになりそうな人たちと会った。
 
No, digo adios.
Otra vez, mas menos, Amigos!

ホテルを出てバス停へ。

歩きながら、ふっと思い出した。
谷東次郎。
60年位前に生まれた人。
日本の自動車の黎明期の伝説のレーサー。
彼が生きている頃に国際的なレースはあんまりなかったけど、生き方が興味深かった。
千葉の地主の息子に生まれて、中学時代にはバイクで大阪まで一人旅。
「がむしゃら1500キロ」って手記にして出版社から発売。
ホンダのバイクに乗りたくて、本多宗一郎に息子と友達になりたいって手紙を送る。実際に親友になる。
進学校だった高校を中退して、渡米。
バイクでアメリカ横断。
ビザが切れてるのにそのまま旅を続けた後に帰国。
トヨタに売り込んでワークスライダーになる。
幾つかのレースで優勝し、幾つかのレースで伝説を残す。
練習走行中に路上に出ていた人を避けて事故死。
 
略歴を書くと華々しい。
でも手記や伝記を読んで感じたのは、人の気持ちに対する繊細さや優しさ、自分に対する大胆さと謙虚さ。
小学生だったサイトゥ−ンが、生きるうえでのルールを初めて意識した瞬間だったかもしれない

空港ではあっけなくチェックイン。
幸いというかネットワークがつながったんで、あちこちにメールを打つ。
 
飛行機に乗る。
隣に乗ったのは気の強そうなおばさん。
特に問題はないんで、話もせずに過ごす。
でも、いつも怒ってる人ってやだな。

18:30
サンパウロ到着。
空いていた。ほとんど待ちがなく空港を出る。
リオへの乗り継ぎを探す。とりあえず焦らないって決めた。
だって予定見えないんだもん。

GOLのカウンターに行く。誰もいない。
22:30と23:30しかないって。今20時。
もっと早いのないかなってTAMのカウンターに行ったら15人くらい並んでいて、40分かかった。
んで、今夜はもう飛行機が無いって言われてた。
 
またGOLに戻る。
したらGOLも10人くらい並んでた。
動いた結果の良し悪しは分からないけど、そんなもんだ。
 
夜の便を聞いたら25000円。
妙に高いなって思ったら、時間によって違うみたい。
翌日の午前10時便が13000円だったんで、そっちを取る。
 
カウンターで英語の話せる太目の金髪のお姉さんがホテルいる?って聞かれたんで頼んだ。
そこで待っててって言われて10分ほど待つと、170センチくらいあって68キロくらいありそうなお姉さんが来た。
ホテルの人。
超クールで、超美人。
ドラキュラ対バンパイアだったかの映画に主演していた女優みたいなメイクだった。
待っている間にポルトガル語を4つ教えてもらう。
 
テルチェックインして寝た。