saitoon2008-05-15

飲みすぎと昨日の緊張感で二日酔い気味の朝。
10時頃までダラダラする。それなりにストレスあったんだろうね。
 
とりあえず起きて朝ごはん。
コーンフレークとパンだけ。ちょっと!一応ホテルの朝食だよね。
イベリア航空に行く。
性格の悪そうな金髪のおばさん。
スペイン行く日程変えたいんだけどって言って調べてもらう。
10日先まで空いてないって、チリでも良い感じは受けなかったけど、こいつらクソだな。
たぶん訳分からない客の対応してて、正確曲がったんだろうな。
そのままタクシーでボカ地域に行く。
タクシーの運転手は、映画のTAXIみたいに飛ばす。態度は腐ってる。
信号にたまにアイスクリーム売りとかいるんだけど、買って食べてた。
ちょっと強めにOiga!って聞く。ちょっと、って意味。
一瞬びくっとした顔で振り向いた。
それいくら?って聞いた。
ホッとした顔で1ペソ、だって。
急にフレンドリーに話しかけてきた。そんなもんだよ。
まあ早いし運転上手いから良い。
 
タンゴ発祥の地って言われてる、カミニート
行ってびっくり。「花やしき」みたいだぞ、浅草の…
タンゴが生まれた場所にしては明るすぎる。影もカケラもない明るい観光地。
網タイツのお姉さんと派手なスーツのお兄さんが一緒に写真撮りませんかって誘ってくれる。
つまり、お姉さんと組んで男役をやった記念写真を撮りませんかって誘い。
まいった。
レストランの客引きが、「コンニチワ、ナカタ、マツイ、イラッシャイマセ」なんだもん。
嫌だなあ、こんなトコ。
そう感じて観光エリアを離れる。
 
歩いて100メートル先にボカジュニアーズのスタジアム。一応見た。
結構ちゃちい。でもメンテナンスはしっかりしてる。
建物としては山形県立鶴岡サッカー場のほうが出来が良いかも知れない。
 
帰りにタクシーに乗る。
わざと遠回りされた。
指摘したら言い訳してきたんで、日本語で「分かったから行けよ」って言った。
なんか言い分け続けているんだけど面倒だから「しゃべんな」って日本語で言う。
伝わるんだよね、不機嫌とか、怒ってるとか。
 
途中で渋滞になったから降りるって答えた。
50ペソを出す。おつりがないって言われた。
「両替してこいよ」日本語で。
もぞもぞお金を取り出してくれた。25ペソ。
挨拶もせずにそのまま降りた。
 
後から分かったんだけど、その25ペソは偽札。新しい札だなって思ったけど、それはカラーコピーだそうだ。
 
偽札ってもらったことある人って日本じゃほとんどいないよね。
アルゼンチンじゃ普通に出てくるみたい。
あの運転手は、「やったー」って思って嬉しかったんじゃないかな。
25ペソって750円。
 
偽札の罪状ってかなり重いの知ってるんだろうか。
感覚の違いだと思うんだけど、750円で偽札掴まされたリアル体験をしたのだった。
 
もちろんまともな人がほとんどなんだけど、あえて言う。
南米のタクシー運転手の一部はしょうがない人間。そういう奴らが身勝手にやるになってる。 
一部のまともでない奴らって言うのが、観光地にたむろしてたり、空港にオフィシャルじゃなくいる。
楽にお金取ろうとするから、状況知らない観光客をカモにする訳だからね。
 
まともな人は楽して儲ける概念が希薄。だから普通に街のタクシーしてる。
多少言い過ぎだとわかって言うけど観光地のタクシーと、それに関わってる人間は全て悪人と思ったほうがいいかもね。
 
夕方メールを見たら、ジュリアーナからメールが入ってた。
アートイベントで南アメリカのカルチャーが見えるものあるから来てって。
歩いて行けそうな場所だったんで、軽く行ってみた。
詩人で壁のいたずら書きみたいなアートペイントを書く人の後援だった。
 
あまりピンとは来なかった。
その後、ご飯を食べにホテルの周辺を歩く。
 
何軒かのレストランの店とメニューを見ていた。中華風バイキングに決めようとしたところだった、
チビのスリーピースのおじさんに声をかけられた。
なんか親指人形みたいに頭が大きい。
 
何してんの?って聞かれた。目つきが悪い。
飯屋探してんだけどね。って答える。
どっから来たの?笑顔もなく聞く。失礼な奴だなって思った。
あんた誰?って聞き返す。
何やってるの?って返しやがった。
 
もう面倒、
「お前、何の用だ。」日本語で言った。
 
あんたはゲイか?って聞かれた。
 
はあ…?
違うよ、あんたは?
俺はゲイだ。
じゃあお互い用はない、アディオス。
気持ちの悪いゲイだった。
 
色々あって面白いけど、色々ありすぎて疲れた。
そうしてブエノスアイレス二日目の夜も過ぎていく。