ミコノスは基本的にいいトコだけどね

saitoon2008-06-25

比較的にギリシャは乾燥気味。
アンマンで痛めた喉が完治してない。
 
朝10時。
部屋を変える約束の時間。
オバちゃんがやってきて、案内。
あっちから頼んでいるのに、荷物も持たなければ気遣いもない。
 
ごろごろスーツケースを5分ほど引いたかな。
裏路地。ちょっとアンモニアの匂いがした。
狭い階段を登ったところにあった部屋は狭くて、トイレとシャワーは別の場所だった。
話し違うじゃん。
 
ここ泊まりな、的なオバちゃんの態度。
かなりカチンと来た。
ラッキーだったのは、鍵を渡してなかった事。

ここじゃ、話が違うって言った。
オバちゃんは、客引きの彼女(たぶん娘なんだろうね)に電話した。
代われって、携帯を渡された。
彼女と話す。ここじゃ話が違うから嫌だって。
どうなってるの?って聞いた。
 
言い分は、その部屋は静かで良い部屋だって。アンモニアが香る部屋が…?
とにかくここじゃ嫌だから、元の部屋に戻るって言った。
 
それは出来ないって、
何でよって押し問答。日本人は親切で、話が分かるとか言って来た。
その瞬間、彼女の考えてることが見えた。
そうやって日本人にやってんだろうな…ってね。
じゃ、こっちも容赦する必要ないって事だ。
 
知らない土地を飛び回って世界で親切にされたし、それ以上に痛い目に会って来た。
旅行関係者の都合や嘘なんてだいたい見抜けるようになってるよ。
家族が来るってのは、たぶん嘘。あんなうるさいタウンのど真ん中に家族で泊まるってのは考えにくい。
それに、その家族が予約を取っているなら、前日に相談してくる訳ない。
たぶん、ホテルの売りになる部屋だから、空けてもっと高く泊まる客に回したいだけだと思った。
 
約束した部屋が、話通りじゃないんだから、こっちの問題じゃない。
You don't give me a room, you promised. It's not my probremって言い切った。
気遣いの希薄な国では、押し切ったほ側の論理がまかり通るのも現実。
好きじゃないけど、押さないと当たり前のモノも手に入らない。
 
郷に入れば、郷に従う。
日本の名言だと思った。奴らの流儀で返してやろう。
 
その後オバちゃんに代われってんで電話を渡す。
別の部屋に案内するってんで、行く。
なんかもっと変な部屋だった。
もう絶対帰るつもりになってた。
オバちゃんは、今夜の一泊をキャンセルするかここに泊まるか選べみたいな事を言う。
こっちは客だぞ、威張るつもりなんてないけど。
 
元の部屋に戻るかツーリストポリスに掛け合いに行くか、どっちか選べって返した。
オバちゃんは娘と電話。分かったって。
これで片がついた。
 
部屋に戻る。
こういうことにも慣れたのか、別に後に引かずに気分を変えられた。
さてビーチに行こう。
さっと準備を済ませて外に出る。
バスが出るのにちょっと時間があるんで、写真撮ろうと港を回った。
したら八百屋さんが出店だしてた。ワゴンに野菜積んで。
新鮮なのが分かる。取ったばかりみたいな光り方。
買おうか悩んだけど、ビーチ持って行って戻ってきたらしおれてる気がしてやめた。
 
北側のビーチに行くバス停に行った。待っているとやたらと男が来る。カップルで。
偏見はないけど、別にゲイビーチに行きたいわけじゃないから、なんとなく辞めた。

港に戻るとまだ八百屋さんが並んでた。
トマトとピーマンとタマネギを買う。
サラダにしようと思った。Villa Vinaのマダムが作ってくれたシンプルなサラダが恋しく思えてね。
 
アンマンで木村夫妻からもらった、塩ラーメンがあった。
買ってきたトマトを小さいぶつ切りにして、出来上がる直前に入れた。
一煮立ちして出来上がり。
スープ皿に盛る。
アンマンラーメンはタイ風な味だった。微妙に緑がかったスープにトマトの赤は綺麗に映えた。
サントリーニ風ラーメン。二度と作ることは出来ないだろうけどね。
買ってきた白ワインと合わせた。 
 
野菜の残りは冷蔵庫に入れた。
結局昼ごはんを作って、食べて出たのが12時半。
今度は南側のバス停へ。
向かうのは、その名もパラダイス・ビーチ。
 
バスは、ミコノスタウンから20分くらい。
島の反対側の山を下りたあたり。
 
そこから歩く。
5分くらい。
なんかね、入り口にコインロッカーが並んでて(南京錠で締めるやつ)
その先にバーみたいな施設。
んでその先に、椰子のパラソルとビーチベッドが並んでいた。
 
結構砂浜は奥行きがある。
場所を決めに歩いて見る。
とりあえず右側へ…
端に行くとおなかのぽっこりしてるおじさんが素っ裸で寝ていた。
そう、チン○○丸出しで。パンツの痕のない日焼けしてた。
でも西洋人だから、黒いって言うより赤いの。
 
頑張って焼いてるなって感じがビシビシ伝わってきた。
 
もう少し歩いたら、裸の男カップル。股を広げてた。
たぶん股間に焼きもれがない様だと思うんだけど、気合が違うなって感じ。
 
そういえばガイドに書いてあった、ここはヌーディスト&ゲイビーチ。
一応言っておくけどヌーディスト&ゲイ専用ビーチじゃないよ。
ミコノスのビーチはほとんどがそんな感じ。
 
脱ぎたきゃ脱げ!的な雰囲気。
そんで脱ぎたい人は脱いでる。
でも、脱いでる人の大半は50過ぎた感じのおば様とおじ様。
たぶん、露出趣味があるんだと思うんだよね。
なんか、必要もなく裸で歩き回ってるおじさんとかいた。
で、裸のおばさんのところに行って話しかけてた。
気持ちが若いんだか、ちょっとイッてるのか分からないけど自由だなとは思った。
 
たまに若い子もいる。若い子は女の子ばっかり。
若い男で素っ裸は見なかった。
ちなみに若い女の子は一人だけ素っ裸。
トップレスは結構いる。寝てるからバストがそんなに大きいか分からないけど、そんな巨乳はいない気がした。
日本もそうだと思うんだけど、やっぱ何か仕込んでるよね。
 
ちなみに堂々と素っ裸で寝てるのはエロくはない。
 
ちらっと見たけど、金髪の人は陰毛も金髪なんだね。
そんで男のチン○○は噂よりずいぶん小さい…
 
18時頃にぼちぼち帰る。
帰りにスーパーの隣のレストランに入る。
ギロス?
って聞かれた。なんか安いの?って聞かれたようで、ノンって答えて席に着く。
ギリシャビールとヨーグルトチーズと笹まきポテトみたいな食べ物と注文したらしい。
思ってたものと全然違ってたんで驚きつつ食べた。
ホテルに戻ってシャワーを浴びて、ベランダでワインを飲みながら商店街を見ていた。
 
で軽く酔って、街の喧騒を聞きながら寝る。