バイキングは、暖かくて豊かな土地を選んだのだった

ノルウェーの夏は寒くない。
タンクトップやTシャツで過ごしている。
バイキングは食料が豊富な海と、豊潤という言葉そのままの夏の大地があるからここに住み着いたんだね。戦闘力が高い海賊が、貧しい海に追いやられる訳がないもん。
　
冬は知らないけど、日が出ないで極度に寒いとしたら、攻めることが出来ても維持するのはかなり難しい話になる。結果的に攻められづらくて、豊かな土地だということになる。
住み着く覚悟があればだけど…

今日は1/3くらいのお客さんが下船する。
フェアウェルディナーでは、ウェイトレスの娘達が歌を歌った。
　
上手いわけじゃないけど、ホッとする。
気持ちが優しくなるような演出。
　
No Time To Sleepが合言葉のカリーンも、ほんの少し疲れてる感じがした。
なんとなく、空気感から終わりが近いのを感じる。

もう北極圏じゃなくて、北の海の夏。
静寂さだけじゃなくて、夏の感覚になってる。
　
もうここに戻ることはないかもしれない。
もしかしたらオーロラを見に来るかもしれない。

地球は広いけど、一度来たところは、もう遥か遠くじゃなくなる。