二日間本気でお勉強

アンティグアに戻った翌朝
朝からスペイン語レッスン。
朝ごはんをどうしようか考える。
 
マックがあったんで入る。
後からガイドを読むと、マックは高級らしい。
確かに300円くらいした気がする。
 
マックのマーケティングは凄いなって思った。
どういうことかっていうと、世界中で大して値段を変えていないって事。
 
つまり売り方を変えることで、ジャンクフードも高級品として売れるって事を証明してるんだよね。
何かの本に書いてあったけど、マックは美味しいハンバーガーを売るのが指名ではないからね。
 
アタバルに着いた。
2回目のマンツーマンレッスン。
午前中だけの実質3.5時間のレッスン。
本当にお勧めするけど、相当上達するよ。
 
文法と変化形をナチュラルに同時に教えてくれたりする。
日本が使えないから、覚悟もするからだと思うけど、
刺さるように勉強が脳に刻まれるのがよく分かる。
 
午後街に出ると相手の言ってる事が聞き取れたり、話せるようになってたりする。
冗談みたいだった。
 
午後はひたすら街を歩いていた。
廃墟教会が見て、ギャラリーを回ってた。
途中で綺麗なネックレスを見つけた。アメリカ製だったけど、仕入れたセンスのよさに脱帽した。
民芸品市場も良いね。人形と仮面の数が多すぎて妖怪の館みたいになってた。
日が暮れかかるまで、歩いてた。
 
夜は高級レストランへ行ってみた。
同じ宿に泊まっていた女性が一人で食事してた。
これが古屋さんとの出会い。
迷惑じゃなさそうなので、同じテーブルで一緒に食事をしたのだった。


今日がグアテマラにいられる最後の日。
明日はメキシコに戻る。
最後のスペイン語レッスン。
朝はカフェに行ってみる。
昨日古くてお洒落な感じで、行ってみたかったとこ。
 
同じ宿で仲良くなった田口さんがアタバルに通うということで一緒に出る。
彼は南米一周の旅人。
カフェは格好よかった。黄色と青が合うって事をはじめて知った。

最後の授業の後、校長の真さんにグアテマラのお勧め料理を聞く。
歯切れの良い答えは返ってこなかったけど、二つ教えてくれた。
聞いた街のレストラン田口さんと一緒に行った。
 
ちょっと旧市街地から離れたところだったんでトゥクトゥクで行く。
着いたのは1時過ぎくらい。
お客らしい人はあまりいなかった。
忙しいのは夜だけなのかな?
 
料理の名前を言いながら何軒か回る。
お目当ての料理はやってないって言われた。
三軒目かな、片方だけあったんでそこに決めた。
 
店の雰囲気は、普通の人の家の広い玄関って感じ。
日本で忠実に例えるなら、田舎の自分ちでやってる流行らない中華料理屋って感じ。
 
日本の感覚だと、とても美味しそうには見えない店。
でもそれはそれで良い。
不味いのも旅。語弊を恐れずに言えば、新しいことが全て面白いのが旅。


見た目は、煮込み系の料理だからぐちゃっとしてる。
でも意外に旨かった。
 
それはそれで楽しい。
 
彼は荷物も多いので帰りもトゥクトゥクで帰って来た。
途中でサイトゥーンは降りる。時計台のところ。
 
彼とは、ここでサヨナラ。
なんとなく覚えたての言葉を使う。
Buena suerte!
Buen viahje!
 
今日一日、歩けるだけ歩いてみようと思った。
停電があったり、船に乗り遅れたり、買ったフルーツ盛りに蜂の山が出来たり、
豚インフルエンザのど真ん中だったり。
 
スペイン語がどんどん分かるようになりながら、
馴染んできた頃に、この国を離れる。
 
短い旅は、そんなもの。 
出会ったばかりの可愛い子に惹かれる感じ。
よく知らないから、惹かれたりするね。