南極日記0126

26日
4時頃に目が覚める。
船内を歩く。
デッキには誰もいない。水平線に南極半島の山が見える。これもまた美しい風景。
 
サイズの大きな氷山が増えてきた。
 
午前10時。ネプチューンの儀式。
安全な航行を祈る為、氷の入った瓶の水を背中に入れる儀式。
なんだそりゃ!
たぶんヨーロッパの度胸試しとお祭りの要素が混ざった儀式。
乗客はどんどん参加していく。
 
神様ネプチューンは、目の前に座ったお客さんに背中を開いて氷と水を流し込む。
一瞬の叫び声、周りの笑い声。
神様に感謝の握手をしてもらい、ストレートのウォッカを戴く。
 
こういう楽しみ方って、たぶん昔の日本には結構あったんじゃないかって気がした。 
ヨーロッパの良いところは、こういう文化をしっかり残しているところだと思ったりして。
  
デッキを歩いていると、1階上のサウナから外に出ているおじさん。
タオル一枚で、南極の海に立っている。なかなか男前!ちょっと真似してみたいと思った。
 
今日は上陸は出来なかったようで、ディテール島周辺を見物。
調査船が上陸可能な地域を探しに出たけど、見あたらなかったのかな?
風も若干あって、揺れてた。
 
通ったりしながら、氷河が生まれる氷の湾を眺めたりしながら過ごす。