南極日記0131

31日
朝一でポート・ロックロイへ。
昔は観測基地だったんだと思うけど、今はほぼ博物館になっている。
6部屋くらいの家って言う感じ。50年代の南極観測がどんなだったか分かるところ。
 
基地の周りはペンギンだらけで、ペンギンの生態研究にも使われているみたい。
ここはミュージアムショップがあって、いろんなお土産が買える。
そして有名な南極で初めて作られた郵便が出せる伝説のポストもあるのだった。
珍しく女性が常駐している基地。
 
ここは歩ける場所が限られていて、ペンギンが寄ってきても避けられない。
というわけで、無害な人間にペンギンは寄ってくる。
カメラを構えていたら、レンズフードをコンコンされる。
 
たぶん南極一訪問者が多い島。
ここだけは時間単位で船が押し寄せるみたい。
フラムの後にも船がつかえているのかもしれないね。
 
午後はずーっと航海。
ロビーでマニュエル博士に聞く。アンタークティクサウンドはいつ通るの?

このツアーでは行かないよって。方向違うもん。
え…。
もうウシュアイアへ帰るの。
だって、ちょっと遠回りすれば行けるじゃん。って思う。 ガイドに載っていると思っていたんだけど…えーそうなの。
 
実際に航海の予定は前日にならないと出ない。
天候に左右されるからね。
 
にしても、ガイドに綺麗な写真が載っていたから見たかったな〜。
 
船は一路ウシュアイアへ。
ドレーク海峡へ入る。ゆっくり大きく揺れ出した。
夜、っていっても日が沈んでないけど。
さすがに疲れもでたのか、船酔いが厳しい。
 
フロントで酔い止めを買う。
来た時の慣れもあるから、酔っているだけで他は大丈夫。
動かないでボーッとしてすごす。