桂林から陽朔へ、そして興坪へ

山水画の世界が見たくて桂林へ来た。
来たんだけど、桂林の駅前は5〜6階建てのビルだのホテルだの立ち並んで、対向4車線+自転車道路+歩道の広い道。
ある意味、リオデジャネイロの風景。ポン・ジ・アスーカルだらけ。
 
まあ、要は地方都市を見るためにわざわざ飛行機乗った訳じゃない。
ジーンズは700円から売ってるし、お土産は一箱40円くらいから売ってる。
もう、一日かかる川下りをやめて(冬は寒いし長くて飽きるって言われた)陽朔へ朝一で向かうことにする。
 
朝、5時に目が覚めてチェックアウト。
日なんか出ちゃいない。
ガイドブックに書いてあった、朝からやってる桂林ビーフン屋に向かう。歩いて20分くらいかな。
街の気分を感じながら夜明け前の桂林を歩く。
 
ここ、日本並みに安全…
てか過去に行った中国でサイトゥーンは危険を感じたことはないのだけどね。
 
ビーフン屋の前にたどり着く。
ケンタッキーになってるじゃん。24時間営業だし。
なんてこった、桂林名物の桂林ビーフン食べずに街を離れるなんて…
 
立ちすくんでふと見渡す、そこはガイドに載っていない普通の地元系アーケード。
違う帰り道を選んで戻る。地元系の道。
歩いてみよう。
 
ほとんど電気のない道。
掃除なのか、仕込みなのか、まれに店に人がいる。
そんな暗い道を寝ぼけた頭のまま歩き出した。
 
50メートルくらいの商店街を抜けると公園に出た。
頭の中に入っている地図だと左行ってすぐに右。
川と湖の間の道。 
 
ほんの少し空が白んできた。地図で橋が書いてある方に曲がる。
5分で突き当たり。橋はない…
小さなダムというか、堰き止める段差があった。
向こうからも人が渡ってきてるのが見えた。
堤防を降りて、そこを渡る。
 
川面から見る桂林がちょっと面白かった。