旅人松尾芭蕉と商人マルコポーロの真実

元禄の俳人松尾芭蕉の「おくの細道」は実のところ約150日の旅。
現代で考えれば、60日くらいの旅ではないかと思える。
 
その中で、これだけの精神世界を描けるのは、旅をしたからではない。
その前に持っていた素養の問題。
人の素養は、日常であってもとてつもなく大事なもの。
 
マルコポーロの旅は3年。
当時で言えばとてつもなく遠い世界まで行って帰って来た。
現代で考えれば、9ヶ月位の旅になると思う。
 
芭蕉は旅人として旅に行き、マルコポーロは商人として旅に行く。
いずれにしても、目指すものを抱えての旅であった。
 
旅に対して、重要なのはここではないかと思う。
 
目的もない旅に出て、お姉ちゃんを買いまくって、
薬やってるグダグダな「旅人」にも多く出会ったのを思い出す。
 
旅が何かを変えるきっかけになるかもしれない。
本人に素養があれば。